口臭の正体
口臭の成分
口臭には、だれもが嫌悪感を抱くものです。会話をしていても、相手の口から悪臭がしてくると、会話に気持ちがついていかず、思わず顔を背けてしまうことさえあります。もちろん、自分の口臭についても気づかずにいるだけで、その実、相手に不快な思いを与えているのかもしれません。
口臭の、あの独特の臭いの正体はどういったものなのでしょう。
口臭の臭いの原因は、口の中にいる細菌と唾液の成分によるものとされています。口の中には、無数の細菌がいて、その中の嫌気性細菌といわれる酸素を嫌う細菌が活発に活動するようになると、揮発性硫化化合物という物質を作りだして、それが口臭の素となっているということです。
揮発性硫化化合物というのは、文字どおり気化しやすく、人が吐き出す息に混じって発散していくという特徴をもっています。口から発散する際に、あの独特の臭いを発していくのです。
嫌気性細菌は、酸素に触れるのを嫌う細菌であるため、人が口を閉じているとき、主に寝ているときに活動を活発にし、増殖していきます。また、嫌気性細菌が増殖するためには養分が必要なので、口の中に食事の残りかすなどが残っていると、それを分解して摂り入れ増えていくわけです。その過程で、揮発性硫化化合物という腐敗臭を出していくのです。
揮発性硫化化合物は、主に硫化水素、メチルメルカプタン、ジメルサルファイドといった成分からできています。これらは、それぞれ卵の腐った臭い、生臭い魚の臭い、生ゴミの臭いなどを発します。これらが混じったものが口臭の正体なのです。