口臭の正体

口臭ができるまで

口臭は、口の中の嫌気性細菌が増殖する際に発する揮発性硫化化合物の臭いなのですが、そのままではまだ強烈な臭いにまでは至りません。これに、口の中に残っている食事の残りの臭いや口の中にもともとある粘膜の剥がれ落ちたものの臭い、唾液などが混じってしまうと、あの独特の強烈な臭いへと変化していきます。

これらが主な口臭の素ですが、口臭にはこのほかにも、口腔内の病気によって発せられるものもあります。すなわち、歯周炎や歯槽膿漏などの虫歯に関係する病気に起因した臭いです。嫌気性細菌が増殖するもととなる食事の残りかすなどは歯周などに溜まりやすいため、そこで腐敗が進むと、歯や歯茎の病気を併発し、そこが膿んだりして悪臭を放つというものです。

口臭には、ほかにもニンニクやニラなどの食事をした後に口から吐く息に混じって出てくるものなどがあります。この臭いは、食べている最中には、意外としていません。食事後、ある程度の時間を経た後にしてくるのです。

これらは、口臭というよりもむしろ胃の中で胃液などによって分解された後に、そこから出てくるものです。胃からの臭いがゲップなどに混じって臭気が逆流することで臭ってくるのです。食事によるこれらの臭いは一時的なものなので、口臭には入れない場合もあるようです。

しかし、一時的な臭いでも、相手にとっては嫌な臭いには違いありません。これらを食材とした料理を食べたあとは、きちんとケアをしておきたいものです。

ほかにも、内蔵系の病気そのものにより異臭が出る場合もあったり、喫煙をする人の口からニコチン臭などがする場合もあり、これらも口臭とされているようです。