口臭の正体

口臭と食事

口臭の原因には、食事や嗜好品といったものも大いに関係しています。

ニンニク料理を食べた翌日のひどい口臭は、だれもが経験したことがあるはず。あの独特の悪臭の発生源は口の中ではなく、胃の中にあります。ニンニクが胃液と混じり合って消化される段階で、悪臭を放っていくのです。それが、ときどき口のほうへ逆流してきて、口臭として放たれるというわけです。

ニラなども消化される段階で強烈な臭いを発します。ニンニクもニラもスタミナ源の食材として知られるだけに、食事の後は元気になれるのですが、その臭いの発生源がお腹の中であるため、歯磨きやうがいでは消し去ることはできません。

こうした食事が原因となる口臭は、同じく食事によって防止することが最善策です。例えば、牛乳などの乳製品を使った料理は、胃の中に粘膜をつくり、臭いの原因となるタンパク質を包んでしまうという性質があるので、たいへん効果的です。もちろん、牛乳そのものを飲んでも大丈夫です。

食事のほか、喫煙や飲酒などニコチンやアルコールによる臭いも口臭のうちに入れられています。ハードスモーカーの口からはニコチン臭が漂い、深酒をした翌日は、アルコールの臭いが消えないものです。こういった口臭の場合は、本人の自覚で防げるものと言えるでしょう。ニコチン臭の場合は、タバコを吸う合い間にガムを噛むのも効果的です。

ガムの消臭効果とタバコを口にしたいという口唇欲求が同時に果たせるので一石二鳥ともいえます。また、アルコールの臭いを防ぐには、深酒をしない、度数の高いアルコールを大量に飲まないなど、あらかじめ決めておくことが必要でしょう。いったん飲み始めると、なかなか守るのは容易ではないかもしれませんが、お酒の席だけでなく翌日も人に迷惑をかけると考え、意志の強さを養うつもりで挑戦してみましょう。